昨年末までに溜め込んでいた冷凍庫の中がスカスカになってきました。
昨晩は、呑ませ釣りの餌であったイワシを大量に持ち帰った折に、大き目のものを腹開きにして、メリケン粉、パン粉ですぐフライに出来るように下拵えしたものが残っていましたので、これを揚げて、ビールのあてにしていただきました。
先日は鯛のアラ炊きをしましたの、残っているのはブリのカマが1つと、ヒラメの頭くらいです。
近々初釣りに出かける予定はありますが、冬の寒い時期ですから大漁を望むことは難しいですね。
しばらく、釣魚がない状態が続きそうです。
この時期、ある程度の釣果を望むならガシラ(カサゴ)などのロックフィッシュを狙う手もありますが、仕立て船に仲間と一緒に乗る関係上、狙いは合議となります。
ガシラ、メバルは食べておいしい魚なのですが、最近は釣荒れているせいか、小型のものが多いので、仲間達はみな敬遠します。
確かに捌くのもめんどくさいですし、食べる身も少ないものです。
大型であれば刺し身、ある程度の大きさなら煮付けにできますが、20cm位のものはぶつ切りにして味噌汁。非常においしい出汁が出ます。
もう一つ私が好きなのは、ガシラの酢漬けと呼んでいるものです。
ガシラの下拵えは共通です。
ガシラは鱗を取り、エラと内臓をツボ抜きします。
鱗を取るときは流水の中でとってもかまいません。
ぬめりがある魚なのでスベって鰭などの棘が刺さらないように注意し、鱗を丁寧に取ります。
ツボ抜きは2本の割り箸を使い1本ずつ口からエラの外側をわたし内蔵方向へつきます。その2本の割り箸を片手で握って固定し、ガシラの身体を回転させます。
数回回転させ抵抗がなくなったら2本の端をしっかりと合わせたまま引き抜きます。
煮つけなどにする場合は、裏側のハラビレの脇に隠し庖丁を入れ、腹の中の残りを庖丁でかき出し、流水で血合いや汚れを落とします。
焼く場合は特にそれ以上の掃除はせず、ツボ抜きしたものに飾り庖丁を入れ、焼いていきます。
軽く振り塩をしても良いですが、私は何もせず素焼きにします。
なんせ数が多いことが多いです。
玉ねぎ、人参をせん切りにしたものを用意しておきます。
鍋に、味醂、酒を1対1の割合で入れ火をつけてアルコールを飛ばします。
次に同等の醤油、米酢を加え玉ねぎ、人参を加えて一煮立ちさせ火を止めます。
この漬け汁を器に移し、中に素焼きしたガシラを入れます。
常温のままつけておくと、さめた頃から食べごろです。
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