「餅は乞食にやかせろ、魚は大名に焼かせろ」と言う言葉があります。
これは、魚を焼くときは、何回もひっくり返すような焼き方はせず、片面ずつじっくり焼くことを諭した言葉とされています。
魚を焼くときは「遠火の強火」で片面ずつ「表6分、裏4分」で焼くと上手く焼けるという格言めいた言葉もあります。
下からの直火で、火力を調整するのではなく、火からの距離を調整して、皿に盛るときの表面から焼き色がつくまで焼き、ひっくり返して中に火が通るまで焼くという事をあらわしています。
現在のグリルやオーブンのように、熱を上から当てると、いたずらに魚を乾燥させることになり、ふっくらとおいしく焼けないから、料理店などは焼き場で炭で焼かれていることが多いです。
でも、一般家庭ではガスレンジのグリルか、オーブンで焼くことが多く、ガスコンロの上で魚焼き用の網で焼くということはなかなか無いですね。
実際、炭で焼いた魚とグリルで焼いた魚を食べ比べると、その違いは歴然とわかるものです。
しかし中々家庭内で炭火で魚を焼くということは難しいです。
BBQなどで、肉だけでなく魚を焼くことにもトライしたいと思います。
コメント