釣り魚の冷凍保存

釣りに出かけて、釣果がどれくらいになるかというのは
なかなか予想し難いものです。

 

奥さんに「今日は何がどれくらい釣れるの?」と聞かれても
「お魚さんに聞いとくれ」としか答えようがありません。

晩御飯のおかずの段取りもあるのだと思いますが、
こればかりはどうしようもないんです。

 

いつでしたか、ブリを釣りに出かけて
持って帰ったのは大根だけ(船長の畑で抜いてもらいました)と
いうこともありましたから。

 

 

乗合船など個人で出かける場合は、自分で得た釣果は全て自分のものとなりますが、私達は3~5人で仕立て船に乗りますので、全員の釣果を均等に配分することが不文律です。

 

いくら自分がたくさん釣っても、全然釣れなくても均等割りです。

 

大きなブリ、サワラしかつれなかったら、切り身にして分けますからね(^^;

 

そんな釣りですから、奥さんと2人でも足らないこともありますし、たくさん釣れ過ぎて娘たちの家族や、ご近所に分けてもまだたくさんということもあります。

 

おすそ分けをするにしても持ち帰った魚をそのままというわけにはいきませんから、最低でも、お腹とエラは出さないといけません。

 

尾頭つきで調理できるような魚ならこれでいいのですが、タイやブリなどになると、差し上げる相手によっては魚を捌いたことも無いという場合もありますから、大概の場合、2枚卸か、3枚卸まではすることになります。

 

差し上げる時間帯によってはその日でなく、次の日とか何日か先とかいう場合もありますのできちんとした下ごしらえが必要になります。

 



刺し身で食べる場合は、2日を目安、魚の種類によっては3日というのが限度でしょう。

 

昆布締めにしたり、漬けにするともう少し日持ちしますが、生食の場合は、皮付きの切り身の状態でペーパータオルでくるみラップをして冷蔵庫に入れておきます。

この状態で、2日くらいで食べてくださいと当日お分けしていくわけです。

 

自宅用のものも2,3日で消化できるものは、軽く塩をして(味付けのためではなく、水分をとるため)ペーパータオルでくるみ冷蔵庫に入れておく、30分ごとに二、三回タオルを変え、その後ラップをして再び冷蔵庫へ保存。この時、皮は引かずに、食べるときに皮を引くようにします。

 

それ以上に魚がある場合は、冷凍していくわけですが、どのように調理するかを考えながら下拵えをする必要があります。

 

塩焼き、煮付け、フライ、シャブシャブなど食べ方に合わせて下拵えをし、冷凍するのが得策です。

一番いいのは、生食用の最初の手順をかけ、水分をある程度取ってから一つずつラップをして冷凍し、その後保存用袋に入れる形でしょうか。

冷凍保存の期間は状態にも寄りますが1ヵ月程度が限度。

フライにするなら、衣までつけて冷凍すると調理がぐんと楽になります。

 

回答方法は、冷蔵庫の中で自然解凍が一番うまみが逃げないです。

早く解凍したい場合は流水にあて回答する方法でしょう。

先のように衣までつけた状態で冷凍しておくと、解凍せずにそのまま油に入れることができますから本当におすすめです。

 

私の家では、鯛にしろ、ブリにしろ、サワラにしろ、鍋でシャブシャブにするのが好きなので、皮付きのままのサクの状態で冷凍するのが一番多いです。

半解凍くらいのときに切ると非常に薄く切ることも可能です。

ルイベのように半解凍のまま食べることもあります。

サワラのルイベおいしいです。

 

 

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