地球上の海面の水位が約半日の周期で上下に変化しています。
この原因は大半が月の引力と地球の公転と自転から生じる遠心力が原因とされています。
地球は一日に1回自転しますので、1日に2回、遠心力と月の引力が同一線上になるため1日に2回潮位の高いところと低いところができます。これが満潮と干潮といわれるものです。
この潮の上下の動きを潮汐と呼んでいます。
加えて月が約1ヶ月で地球周りを一周していますので、満潮、干潮の時刻は約50分ずつ遅れていくわけです。
月の公転が約一ヶ月のというのは月齢が約1ヶ月で1周していることでもご存知だと思いますが、この約1ヶ月の間に太陽と地球と月が一直線上に並ぶことが知られています。
月齢でいえば0(新月)と15(満月)となります。
この時が地球上の海面に一番大きな張力がかかるときとなり、この潮を大潮と呼んでいるわけです。
このように潮位の動きは月齢に深く結びついているため潮汐表などに旧暦が示されていることが多くなっています。
潮の呼び方は、釣り具屋さんなどでもらえるその地区の潮見表を見てもらえればわかるようになっていますが、お月様を見れば大体の潮が何かはわかるようになるのではないでしょうか。
月齢 | 潮名 | 状態 |
29・0(新月)・1・2 | 大潮 | 干満の差が大きい |
3・4・5・6 | 中潮 | 干満の差が中程度 |
7・8(上弦の月)・9 | 小潮 | 干満の差が小さい |
10 | 長潮 | 干満の間隔が長く、変化が少ない |
11 | 若潮 | 干満の差がはっきりし始める |
12・13 | 中潮 | 干満の差が中程度 |
14・15(満月)・16・17 | 大潮 | 干満の差が大きい |
18・19・20・21 | 中潮 | 干満の差が中程度 |
22・23(下弦の月)・24 | 小潮 | 干満の差が小さい |
25 | 長潮 | 干満の間隔が長く、変化が少ない |
26 | 若潮 | 干満の差がはっきりし始める |
27・28 | 中潮 | 干満の差が中程度 |
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