根釣人の会話の中によく登場する言葉に「根」と言う言葉があります。

沈み根、ハエ根など、一番よく聞くのは「根掛り」ではないでしょうか。

この根というのは、海底にある岩礁などの障害物がある場所を指します。

海底にある障害物は、魚などが外敵から身を守ったり、餌が豊富な場所で魚を釣ることのできるポイントであると同時に、錘や針などが障害物に引っかかり、釣人を悩ます根掛りのポイントでもあるわけです。

海底に沈んでいる岩礁を沈み根、陸から張り出している岩礁をハエ根などとよび区別する場合もあります。

人工漁礁もまた、根の一つといえそうです。

一般に根魚と呼ばれるカサゴ類、メバル類をはじめ、アジ、イワシなどの小型の魚たちも海流が早いときやフィッシュイーターに追いかけられると岩礁周りに潜むことも多いのです。

その小魚を狙うアオリイカ、ヒラメなども岩礁周りに集りますし、フィッシュイーターであるブリ、サワラなども狙いやすいポイントとなります。

私達釣人は、釣果を求めて竿を出しますので、こうした障害物に根掛りをしないように様々な工夫をしているわけです。

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