イワシの梅煮

年末の海上釣掘の枡の中に、たくさんのイワシがいたと書きました。

今シーズンは水温がまだ高いのでしょうね。湾内のイワシがまだ居るという情報もあります。

11月、12月の船釣りで、メジロ、ブリ、ヒラメを狙う釣りの場合、エサとなるイワシ、小鯵を湾内で釣って出かけるのはご存知かと思います。

この時、釣りの途中で餌切れが無いようにかなりの量を生簀の中で生かしてポイントにむかうわけです。

もって行く量はかなりのものなので、大概の場合釣りを終え、帰港しても生簀の中にかなりの量のイワシが残っています。

 

大きな生簀であればそのまま生かしておいて、次の日の釣行のエサにできるのですが、イワシは弱い魚。狭い生簀では、なかなか次の日まで生きていることはできないのです。

 

このエサにするイワシですが、実は食べても非常においしい魚です。

 

ですから、せっかくですから捨てるよりは持って帰っておいしく食べようということになります。

クーラーに海水と氷を入れその中にイワシを入れて〆ます。〆ったイワシをビニール袋に入れ持ち帰るクーラーボックスの中に移します。

 

こうすることによって、イワシをあまり暴れさせず〆ることができます。これを何もせずに袋に入れて持ち帰りクーラーに入れると、〆るまでに時間がかかり暴れて身にまで地が回ってしまいます。

 

時間があるなら頭と内蔵を取ってビニール袋に入れるという手もあります。



 

他の魚と一緒に持ち帰りますが、一番に処理するのはこの一番弱い魚からとなります。

 

持ち帰った数にも寄りますが、20尾程度なら、開いてフライ用に、それ以上だとウロコ、内蔵、頭を落として梅煮にします。

 

先ずは、ウロコ、内蔵、頭を落としたイワシを水洗いし、鍋に並べて、米酢をヒタヒタくらい入れて火をつけます。落し蓋をして、中火で汁気が飛ぶまで煮ます。骨まで柔らかくするのと、臭いをとるためです。

 

生姜のせん切り、梅干の種を取り刻んだものをいれ、醤油、味醂、砂糖を入れ、弱火で焦がさないように一煮立ちさせます。

 

さめるまでそのままにして、味を染ませます。

 

上品なイワシの梅煮ではありませんが、我が家では定番のごはんのお供、お酒のあてとなります。

 

 

この間に、他の魚の処理もしています。

 

料理店の板場とは違いますから、大体一人でやってますよ。

 

 

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